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第3のアイテム

 江東屋さん店主 親父殿は
とても不器用で無骨な人でもあった
(まだ生きてますよ 念のため申し上げますが・・)

 だから 人形焼の中身はあんこのみ
私がチョコやチーズなどを指し出しても
怒り出す始末であった

 だから 私が あんなし を提案した時も
最初は 大反対をしていた
 
 「今回は何か加える訳じゃなく 単に 
   あんこ抜くだけだからいいじゃん」
  の私の意見に
 
 「そんなもん 売れる訳無い!」
 「あんこが入ってなければ 誰も買わん」
 散々嫌がりながら 渋々・・

思いのほか 需要があった
 
当然といえば当然
あんこが苦手な人
皮だけ食べたい人
    たくさんいるんだから
 
 「ほれ見たか!親父殿」
これをきっかけに親父殿が 私の提案に耳を
傾けるようになったかと言えば

はい とんでもない
 親父殿にとっては 提案したのが誰なんて
 どうでもいい話
もちろん 自分の手柄にもしない

売れるとわかれば 売ればいい

あんなしを買いに来るお客さんに
 「あんこがダメな子が多いんだわ」
 「糖尿で甘いもん控えている人が買ってくんだわ」
   
 そんな話を嬉しそうにしていた

 只今、 あんこ あんなしに続く
第3のアイテム作製中

 今度は親父殿 反対無し

 「お前が 焼くんだから まあやってみろや」
 
 第3のアイテム これも 
 まあまあ世間的には定番
 
 だけど 今の所 悪戦苦闘中



 

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